今回ご紹介する「ポロトの森キャンプ場」は、北海道白老町にあるキャンプ場です。2023年5月16日~17日に1泊してきました。
白老町は、2020年7月に「ウポポイ(民族共生象徴空間)」がオープンして話題になった町です。「ウポポイ(民族共生象徴空間)」があるのはポロト湖(アイヌ語で「大きな沼」の意)の湖畔。このポロト湖を囲む自然休養林(ポロトの森)の中に「ポロトの森キャンプ場」があります。
ポロトの森キャンプ場へのアクセス
「ポロトの森キャンプ場」までは、札幌市から道央自動車道を経由して車で約1時間20分。函館市から道央自動車道を経由して車で約3時間20分、旭川市から 道央自動車道を経由して車で約2時間40分です。
「ポロトの森キャンプ場」は、ポロト湖の奥に位置しています。「ウポポイ(民族共生象徴空間)」からは、約2.6㎞車で10分ほどです。ポロト自然休養林の入り口にあるインフォメーションセンターから、湖畔の細い道沿いに登っていきます。車がすれ違うのがやっとなぐらいの細い道なので、徐行して慎重に運転しましょう。
ポロトの森キャンプ場への受付
湖畔沿いを道なりに進むと、突き当りの左手に駐車場、右手にビジターセンターの建物があります。キャンプ場の受付はビジターセンターです。
「ポロトの森キャンプ場」は、完全予約制です。テント泊は当日の午前中までに予約、デイキャンプは前日までに予約が必要です。
受付で利用料金を支払うと注意事項などを説明してくれます。
「ポロトの森キャンプ場」は、深い森の中にあるため、キツネやテンなどの野生動物が出没します。食べものやゴミなどの管理に注意しましょう。
ビジターセンターのさらに手前にある駐車場から、キャンプサイトまでは200メートルほど離れていますが、荷物の積み下ろしの時だけ、チェーンを外して車で園内に入ることができます。
バンガロー
この日、利用したのはバンガローです。傾斜地に建っている高床式のバンガローは全部で5棟。それぞれオオルリ、アカゲラ、アオサギ、アカショウビン、クロツグミと野鳥の名前がつけられているいます。
階段を登ると、入り口の前にはテラスがあって、テーブルとイスが置かれています。
バンガローは4人~6人用で、室内の設備は照明と暖房、コンセント、テーブルとイス4脚です。利用料は1泊5,000円ですが、7月・8月を除いて別途暖房料として360円がかかります。なお、寝具はないので、マットや寝袋などの用意が必要です。
バンガローのチェックインは、15:00~17:00、チェックアウトは翌日の10:00です。
フリーサイト
フリーサイトは、トイレから近い第1キャンプサイトとその奥の第2キャンプサイトがあり、どちらも傾斜が多く平らな場所を探すのが大変そうです。
フリーサイトの利用料は大人400円、小人300円、チェックインは13:00以降、チェックアウトは翌日の10:00です。
炊事棟とトイレ
キャンプ場内には、炊事棟とトイレがそれぞれ2か所あります。写真はバンガローの近くにある炊事棟とトイレです。どちらも非常にきれいな状態に清掃されていました。
ゴミステーション
ゴミステーションは、ビジターセンターの横にあります。キャンプで出た燃えるゴミと資源ごみを捨てることができます。
段ボール、金属、発泡スチロール、木の燃えかす、鉄板、電池などは回収していません。
ポロトの森キャンプ場を使用する際の注意点
・荷物の積み降ろし以外は、キャンプ場内への車両の乗り入れは禁止です。入口にはチェーンが張ってあるので、通行する時には自分で外して、通過したらチェーンを戻しましょう。
・車両の芝生への乗り入れは禁止です。
・芝生の中での直火の焚き火は禁止です。
・サイト内での花火は禁止です(ビジターセンターの前の広場は可)。ただし打ち上げ花火や爆発音のする花火はNG。
・フリーサイトとバンガローは、チェックインとチェックアウトの時間が異なります。
ポロトの森キャンプ場
・所在地:北海道白老町ポロト自然休養林内
・電話番号:0144-85-2005
・利用期間:4月1日~11月30日
・キャンプサイト/チェックイン13:00~17:00、チェックアウト~11:00
・バンガロ/チェックイン15:00~17:00、チェックアウト~10:00