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JAERO特派員レポート2023/10(寿都町 カクジュウ佐藤家)

後志エリアの魅力を発信する日本原子力文化財団(JAERO)特派員の仕事の2日目。「道の駅 みなとま〜れ寿都」で「ホッケのだし茶漬けセット」を食べた後は、寿都町の歌棄(うたすつ)にある「カクジュウ佐藤家」へ。

「カクジュウ佐藤家」は、源義経の家臣だった佐藤継信の末裔が明治初期に建てた鰊御殿で北海道の有形文化財に指定されています。

寿都町観光案内のホームページを見ると、現在でも人が住んでいるとか。たしかに玄関には表札と郵便受けがありました。現在は一般には公開されていませんが、公開に向けた整備保全作業を行っているとのことです。

今は家の前には道路が通り、その先には海があるだけですが、道路がある場所にはかつて鰊番屋やニシン加工場、倉庫などが建っていたそうです。

ニシン漁が最盛期の頃の佐藤家漁場のジオラマが「寿都町文化財展示室」に展示されています。

明治時代にはこの海では、毎年春になるとニシンの大群が産卵のために押し寄せて海が真っ白になる群来(くき)が見られていたそうです。しかし1897年(明治30年)をピークにニシンの水揚げ量は年々減少。1950年代になると幻の魚といわれるぐらいニシン漁は衰退しました。近年、ニシンの資源量が回復傾向にあると言われています。また寿都町など日本海沿岸の町がニシン漁で賑わうといいですね。

カクジュウ佐藤家

所在地:北海道寿都郡寿都町歌棄町有戸163
ホームページ(寿都町観光案内):https://suttufan.com/tourism/spots/sights/sight-02/